膿皮症

犬の膿皮症について、代表的な症状、原因、3つのタイプ、治療法、飼い主さんが行いたいことをまとめました。

犬の細菌感染症「膿皮症(のうひしょう)」の
特徴と主な症状

パグのイラスト

犬の皮膚病の中で、さまざまな原因で起こる皮膚の細菌感染による化膿性の症状を総称して膿皮症(のうひしょう)と言います。

主な症状は、皮膚のじゅくじゅく、かさぶた、赤み、発疹、膿疱など。細菌の感染が深部にまでおよぶと、腫れや傷み、発熱が見られることもあります。

原因と3つのタイプ

膿皮症は、90%がブドウ球菌という細菌によって引き起こされます。ブドウ球菌は、もともと犬が皮膚に持っている菌で、不衛生な環境、老化、栄養不良、病気による免疫力の低下、擦り傷などのさまざな要因で感染するようですね。また、人間のアトピーやアレルギー性皮膚炎と同じで、犬も患部をかきむしることで傷口が化膿することがあり、これも、膿皮症のひとつにあたります。

膿皮症は症状や原因によって、次の3つのタイプに分けられます。

表面性膿皮症
皮膚の表面にできた傷が化膿している状態。皮膚炎によるかきむしりや外傷、毛づくろい不足による体毛の蒸れで化膿することも。パグやブルドッグでは、皮膚のしわ部分が蒸れて化膿することもあるそうです。

表在性膿皮症
皮膚の内側にある毛包あたりに炎症が出る症状。寄生虫やウイルスに感染した子犬の腹部に見られるポツポツとした発疹や、斑状の脱毛、粘膜の炎症などが代表的。細菌感染の他には、甲状腺機能低下症やクッシング症候群などの基礎疾患が原因になっていることも多いそうです。

深在性膿皮症
皮膚の奥深くの毛根近くまで炎症を起こしている状態。かゆみを通り越して痛みを伴う毛包炎、ニキビダニ症、毛包角化不全症などの影響で大きめのおできなどができます。また、ジャーマンシェパードに起こる原因不明の特発性膿皮症も症状のひとつに挙げられています。

治療法

膿皮症の治療では、原因になっている細菌に合わせた抗生物質の投与や、薬用シャンプーによるケアが基本になります。抗生物質は、表在性なら最低3週間、深在性の場合は最低6週間続けるのが一般的。症状が消えてからも、再発を防ぐために+1~2週間ほど投薬を行うことが多いそうです。

膿皮症は、アレルギー性皮膚炎などの基礎疾患の二次感染として発症することが多いので、治療では基礎疾患の治療も同時に行われます。

治療法を教える獣医さんのイラスト

飼い主さんにできることとしては、体毛の蒸れを防ぐためにトリミングを行う、日常的にブラッシングをする、しわの多い犬種の場合は、顔や股間などの蒸れやすい部分を濡れタオルで拭いてあげると良いそう。

シャンプーは細菌の繁殖を抑えるには効果的ですが、あまりにも頻繁にすると皮膚のバリア機能が低下してしまうため「ほどほど」が重要だそうです。

その他に、症状を一刻も早く治すには、免疫力を高めてあげることも大切です。食生活に気を遣ったり、毎日のストレスケアにも気を配ってあげて下さいね。

ペットの皮膚病緩和を助ける最前線

病気の治療だけでは、ペットの皮膚病を根本から直すのは難しいと言われています。栄養バランスを考えた食事やサプリメントの摂取と並行して、健康グッズを与えてあげるのも一つの手ではないでしょうか?また、ストレスをため込ませないようにするのも大切なので、愛犬愛猫のストレスケアもしっかり行ってあげてください。

愛犬の自律神経をケアする健康グッズとは